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会合一覧
九州経済フォーラムは9月24日(月)~26(水)の3日間、九州・台湾交流懇談会を行い、台北市および台中市等を訪問した。
昨年の九州経済フォーラム25周年記念事業で交流した、台湾の中華民國工商協進會が創立60周年を迎えるにあたり、記念レセプションへの招待を受けての訪問となった。
24日(月)の夜は台北世界貿易センターにて歓迎パーティーが催され、アジア各国やヨーロッパから経済界の代表者がお祝いに駆けつける中、九州経済フォーラムとしては参加者全員の招待を受け、パーティーに出席することが出来た。パーティーの開催にあたり、中華民國工商協進會の駱理事長が挨拶を行い、カルテットの生演奏をバックに和やかに幕を開けた。
記念レセプションは翌25日(火)に台北国際会議場にて開催され、大ホールを埋め尽くす参加者と報道陣で大いに賑わっていた。日本側からは大前研一博士のほか、中華民國工商協進會と交流のある福井県庁、福井商工会議所、富山経済同友会からの参加があり、九州経済フォーラムは一番大きな団体での参加となった。中華民國工商協進會の歴代理事長の挨拶に続き、台湾を代表する著名人からの祝辞や感謝杯の贈呈があり大いに盛り上がった。最後に、60周年の節目を向かえ、新たな時代を迎えるにあたり、中華民國工商協進會の新しいロゴマークが披露された。
また、午後からは桃園にある台湾高速鉄道の指令センターを見学した。開業一年目で政府の管理下におかれるほどの経営難から、五年目に連結決算での累積黒字を達成する原動力となったITを利用した顧客サービスを説明いただき、普段見ることのできない設備や車掌の利用するIT機器に利用者は熱心に見学していた。
夜は台湾高速鉄路公司の董事長である歐晋徳氏を講師に迎えて講演会を行い、その後TECOグループの黄執行長の招待を受けて懇親会を行った。伝統的な中華料理が並ぶなか、石原会長から歐董事長へ講演のお礼があり、お互いに記念品を交換した。
最終日の26日(水)は、昨日勉強した台湾高速鉄道に実際に乗車し、各種サービスを乗客として確認するとともに、台中市に移動した。台中市では、日本統治時代の建物や屋台街を散策し、台北市との気候の違いや歴史的建造物に触れ、実感をもって台湾を知ることができた。